秋葉町の家
●設計事例の所在地:
和歌山県秋葉町
●面積(坪):
延床面積 280㎡(85坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
秋葉町の家
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
和風庭園と借景を楽しむ
”庭”を守ってゆく。 ”生き続ける庭”の世話は、大切な生活の一部であり、家族の価値観の源。 庭と生活が共存した、懐かしい風景。
この空気感を損なわぬよう 建築する。
豊かな緑を背景とした日本庭園、山の稜線に美しく調和した茶室が、奥行感のある庭園風景をつくりだしている。 なだらかで大らかな屋根がつくりだす深く低い軒下。
室内から滲み出す縁側。 庭と調和する日本的な風景をつくることに配慮する。
また継続的な庭の維持管理のため、管理通路を南際に配置。 路地は南の明るさと風通し、子供たちの安全な遊び場のひとつとなり、 来客時には駐車スペ-ス、或いは、庭への直接のアプロ-チともなる。 縁側は屋内と屋外をやわらかにつなぎ、座敷は 建具の開放で自然の一部となる。
家族の集いの中心になるリビングダイニングは 建物中央に配置しながらも、 デッキテラス・座敷を通り抜け、庭・山とのつながりを感じられる工夫を施す。
自然と生活が一体化した”庭”の有り様は、 郷愁をおぼえる 守るべき日本の風景 であると思います。
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撮影:Stirling Elmendorf Photography
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